第5条に「当店は、荷送人の利益を害しない限り、引き受けた荷物の運送を他の運送機関と連絡して、又は他の貨物自動車運送事業者の行う運送若しくは他の運送機関を利用して運送することがあります。」とあります。
長距離の引越しに関して、旧居での積み込み作業と新居での降ろし作業そのものは近距離と引越しと何も変わらないのですが、その間をトラックで走る部分に関して引越し業者としては経費がかかります。
その経費分を安く上げることによって見積り額を安くしたり業者の利益を確保したりするのです。
特に離島への引越しなどは、積み込んだトラックとスタッフがそのまま新居へも自走したとするとビックリするような金額になります。その場合にJRコンテナを使ったり離島の運送業者さんと提携して荷物を運んだりすることによって解決するわけです。
しかし、「荷送人の利益を害しない限り・・・」とあるように、自走する場合に比べて少なくとも荷物の積み替えが1度は発生します。お客様と顔をあわせていない作業員や普段引越しを専門にしていない作業員が、トラックからトラック、トラックからコンテナへと荷物を積み替える際に家具やダンボールが傷ついたり破損したりする確率が高くなるのです。
離島などへのお引越しの場合は予算と相談になるかと思いますが、どの様な作業内容になるのかをしっかり営業マンに確認することが大事だと思います。
万が一、見積り時点や積み込み時の業者と新居に届けに来た業者が違った場合でトラブルが発生した際は、見積り時点の業者が責任を持って対応しないといけないことが約款にて決められていますので安心してください。 |