さて、実際に一括見積もりに申し込んだら、その後はどの様に展開するのでしょうか?今でこそ、インターネットで個人情報を入力したり買い物をしたりすることは珍しくなくなりましたが、やはり抵抗のある方もおられると思います。皆さんが安心してサービスを利用できるように、申込み後の流れをご説明したいと思います。
一括見積もりサービスでは、現住所や引越し先の住所、それぞれの建物条件から家具・荷物の数、荷造り・荷解きの希望などを入力します。すると、それに対して対応可能な引越し業者のリストが表示されます。皆さんが入力した情報はこれらの業者さんへ送信されます。
それぞれの引越し業者は、主にメールの形で申込み情報を受け取ります(暗号化されたセキュリティの高いメールです)。場合によってはIT業者などのサービス主催者が用意した管理画面の中で皆さんの情報を閲覧したりもします。
一番早く返ってくるのは自動返信メールです。単純に申込みに対しての挨拶文や各引越し業者の作業・キャンペーン内容などの説明が多いですが、中には申し込みの諸条件(荷物量・移動距離・日程など)を自動的に計算して、精度の高い概算料金を返す業者さんもあります。
次に来るのは、1件1件スタッフが書いたメールや本部のコールセンター・営業所からの電話です。私が在籍した引越し業者では、インターネットからの見積もり依頼を統括して受け付けるコールセンターが本部に設置されていました。そこから営業の電話がかかってきたり、そういった本部が情報をエリアごとに振り分けて担当営業所に送り、営業所のスタッフから電話が掛かってきたりします。
皆さんはこれから、無数にある中からたった一つの引越し業者を選択していくわけですが、この最初の入り口になるメールや電話の雰囲気や丁寧さ・速さなどでお気に入りの引越し業者を数社ピックアップすることになります。
申し込んでから2日以内に、3~15社ほどの全ての業者がなんらかのアクセスをしてくるでしょう。場合によっては数週間の間に何度も営業の電話やメールを送ってきてくれるところもあります。引越し予定がまだ少し先で、今回の申込みは概算などをなんとなく調べたかっただけという方もおられるかもしれません。そういう場合はその旨を伝えたほうが良いかもわかりません。
一括見積もりの良いところは、一度の情報入力だけでたくさんの引越し業者が積極的に営業をしてきてくれるところです。各社さんのアピールを聞いて気に入ったところから順番に訪問見積もりの約束をしていってください。
次の記事で、一括見積もりを申し込む際の各入力項目について補足説明をしたいと思います。
→ 入力項目についての補足説明 |