田口 恭輔 さん ご質問・ご意見を頂きまして有難うございます。
恐らくは私どもでお勧めしている一括見積もりサービスをご利用になられて、アークさんで引越しをされたと思うのですが、当サイトをご利用頂きまして大変有難うございます。
また、折角ご利用いただきましたのに上記の様なことになってしまい、大変残念に思っております。
「これで、まともな企業と言えるのでしょうか? 上の人はこのような実態を知っているのでしょうか? 」ということなのですが、それぞれの会社の体制によると思います。
結論から申し上げますと、上の者は恐らく知っていると思いますし、残念ながら引越し業界のレベルを考えますと、引越しシーズンの忙しさの中で毎年のように必ず起こる現象と言わざるを得ません。
破損が起こった際に、それをどの様に補償したり、補償する為の経費をどこから持ってくるのかなど、引越し業者によって違うようです。
私が在籍していた引越し業者では、表向きは保険に入っているようにユーザーには説明していますが、実際は保険が使われることは稀で、作業員の給料から天引きする形で対応していました。
作業レベルの向上や破損の抑止力的な意味合いでは、必要なやり方だと今でも私個人は思っていますが、こういった業者では給料を天引きされたくないばっかりに、ユーザーとの窓口になる現場責任者が会社に報告せずに、ユーザーにも適当な対応でうやむやにするようなこともしばしば有りました。
また、営業所の上の立場の者が知っている場合でも、特に春休みシーズン時期は破損が頻発するために、対応が遅れがちになったり、粗雑になったり、ひどい場合はわざと取り合わないような業者すらあると思います。
勿論、アークさんの今回の担当者がどれに該当するかは私にはわかりませんが、田口 恭輔 さん から今回のご意見をいただいたことも驚きは全くなく、やっぱり今年もこのようなご意見が来たか・・・というのが正直なところなんです。
以前のQ&Aやそれ以外の記事でも、とにかく引越し業者の作業は完璧ではないことや、その原因、特に春休みの引越しシーズンは要注意であること、破損が起きた際の対応が悪い業者が多いこと、またその回避策や対策をご説明させていただいているのも、私が引越し業界に在籍していた時から、いつも業界に対して問題を感じていたからです。
どんなに考えても、結局引越し業界や引越し業者が画期的にレベルアップすることはないのが実際のところなので、逆に引越しされるユーザーに知識を持ってもらって対応されると共に、最初から期待をされなければ、トラブルが発生した際も受け止め方が変わられるのかな・・・といったことが、当サイトを運営しはじめたきっかけなんです。
田口 恭輔 さん には、是非家具を弁償させるところまで、大変ですが頑張っていただきたいと思います。
引越し約款などで、家具が破損した際は現状復帰か、それが難しい場合は経年劣化を考慮した時価相当額で補償をするように決められています。
大抵の場合は、現状復帰をさせることが可能なはずですが、その様な技術をもった修理業者を使うと高額になることが、引越し業者が現状復帰をしたがらない理由の一つでもあります。
業者の動きが鈍いようであれば、ユーザー側が修理業者を探して見積もりを出してもらって、それを引越し業者の窓口担当に伝えるというのも良いと思います。
また、窓口担当が駄目な様であれば、担当の営業マンや営業所の責任者、本部のコールセンターに連絡をされて、起こった事実を会社がきちんと把握しているかを確認されておくことも良いと思います。
場合によっては、消費者センターやトラック協会などに連絡されるのも手です。
また、今もまだ引越し業者は忙しく、さらに春休みシーズン中に起きた様々なトラブルや破損の対応で、更に忙しいことが予測されます。
悪気なく対応が遅れているケースも考えられますので、長期戦を覚悟されたほうが良いかもしれません。
ご参考になればと思います。
繰り返しになりますが、この度は当サイトをご利用頂きまして有難うございます。本当に申し訳ありませんでした。