タカノ さん ご質問ありがとうございます。
特定の引越し業者に限らず、3月の引越し業界の忙しさは尋常ではなく、残念ながら、今回のタカノ さん の様なお話をお聞きしても、「あー、またこの手のトラブルが起こったかぁ・・・」と言ったところが私の正直な気持ちなんです。
営業マンが、3月の引越しシーズンの忙しさや、そこから来るサービスの不行き届きの可能性などを事前に説明していれば、例えば21時の終了予定が23時過ぎにずれ込んでも、「まぁ仕方ないか」と思っていただけたと思いますし、その様に営業マンは説明すべきなのです。
ただこれも特定の引越し業者に限らず、引越し業界の多くの営業マンは、現場作業を経験していない、契約を獲得する為だけに雇われたタイプが多いんです。
契約をもらうことには必死になりますし、その為のトークやテクニックは磨きますが、如何に当日の作業を無事に終わらせるか、如何に良い引越し作業を作業員にしてもらって、次の紹介や口コミにつなげるかといったことを意識して、仕事を出来ていないのが実情です。
また、この3月の引越しシーズンは、春休みの学生などの短期バイトが作業員には多いです。勿論、引越し業者側は稼ぎたいのが本音ですし、そうでなくても、引越しされるユーザーが普段の数倍おられますので、猫の手も借りなければならない状態になります。
ですから、普段ではありえないような破損やトラブルが起こりますし、それら一つ一つに丁寧に向き合う時間が取れないのが実際のところです。
恐らく、タカノ さん と同じような状況の方が全国に無数に居られると思いますし、ひとつの業者やひとつの営業所単位で考えても、無数にそのような苦情処理を抱えていると思います。
ですから、特別悪徳業者でなくても、今回のタカノ さん のケースは起こりうるということなんです。
ただ、ユーザーとしては黙っていられませんよね。当然です。大事なのは、積極的に対応を求めることと、その窓口を選ぶことだと思います。
引越し業者によっても違うのですが、まずは引越し当日の作業責任者を窓口にして、それでも駄目なら担当の営業マン、そして営業者の責任者、最後に本社のカスタマーセンターという流れかと思いますが、タカノ さん は既にその様な流れで本社にメールもされているということですから、最後の手段としては消費者センターなどの外部の組織の力を使うのが懸命だと思います。
また、もうひとつの手としては、引越し業者はこの様な苦情がフェードアウトしていくことをある意味狙っていますので、定期的にアクションを起こしながら、もう少し引越し業者に余裕が出てくる時期を待つことです。
ゴールデンウィークの後半を過ぎますと、引越し業者はぐっと暇になります。そうするとクレーム対応などの時間も十分にとる余裕がでてきますので、そのころにしっかりと対応させるように働きかけるのも良いと思います。
その場合でも、消費者センターに相談するなどした事実をしっかり残して、交渉が有利に運ぶようにしてください。
また、当サイトお勧めの一括見積もりサービスではなく、「引越し侍」というサービスをご利用になったということですから、そちらを運営されてる会社さんにも苦情を伝えるのも大事なことかもしれません。
一人のユーザーの力では焼け石に水かも分かりませんが、似た様なご経験をされた多くの方が、しっかりと意見を言われることによって、ちょっとずつ引越し業者が良くなっていくからです。
当サイトを作成・運営している理由は、今回の様なケースを少しでも減らして、より良い引越しのお手伝いをさせていただきたいからです。
引越しシーズン時期でも、非常に丁寧に頑張っている引越し業者もありますし、この時期でなければ今回の様な破損やトラブルを起こさない業者がほとんどです。
今回はお辛い経験をされましたが、ぜひ妥協されずに交渉してみてください。また、何かご相談にのれることがあれば、いつでもご質問してください。
以上、よろしくお願いいたします。