引越し業界に関わったことの無い方にはなかなか分かりづらいのですが、大雑把には先の記事でご説明したような違いが運送業と引越し業にはあります。
大手から地元密着型の引越し業者さんまで、最近のテレビCMや折込チラシなどの内容を見ていただければ、各社ともサービス業的な配慮が出来るというアピールが多いのに気づかれると思います。
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女性スタッフが多い
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作業終了後の引越し以外のサービス
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後日、無料で家具の配置換えの対応
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などです。上記のようなことを実現するには、到底運送や宅配業の片手までは出来ませんが、消費者側が引越しのスタッフなどにこれらを求めているのです。
いえ、ちょっと待ってください！？ 消費者側が求めているというよりも、何かに気づかれませんか？
挨拶がきっちり出来るとか礼儀正しい・・・などの内容は、わざわざアピールしなければならないのでしょうか？
そうなんです。私もこの引越し業界で長い間作業員をやっていましたが、バイトや社員希望で入ってくる人材をそのまま育てずに使っていると大変なことになるのです（笑）
私が引越し業者に入社した当時は、まだまだ丁寧さを最近のように徹底している業者さんは少なかったです。私の所属した会社はサービス業的引越しを促進する役割を担ったところでした。
ライバル他社がそれまでどおりでしたので、作業レベルの低さ・作業員の態度に不満を持っているお客さんから契約をとることが凄く簡単だったことを覚えています。どの業界でも当たり前のサービスを出来ていないのが引越し業界でした。運送業から引越しに転換はしたものの、すぐにはレベルは上がらなかったようです。 |