新築マンションの一斉入居は大変です。新築のマンションを何度も購入された方も少ないでしょうから、その大変さを皆さんにお伝えするところから引越し業者の苦労は始まります。
そのマンションだけが一斉入居だけなら未だ良いのですが、新築マンションが入居開始になる時期は引越しの繁忙期で、転勤や春・夏・冬休みを利用しての引越しが集中する時期にも重なりがちです。
大きなマンションになるとエレベータの順番待ちなどで作業を進めることが出来ないケースが続出します。引越し業者としては、こういった待ち時間も料金に含めないと採算が合わないために値段も高くなりがちです。
こういった作業の効率化や値段の適正化を図る為に、各マンションデベロッパーでは一斉入居全体を管理する引越し業者を1社~数社選定するケースが多いです。マンションを購入された場合には一斉入居管理を引き受けている引越し業者を使われるのがほとんどの場合得策です。
しかし中には、過去にその引越し業者で嫌な経験をした方などが他社に引越しを依頼されるケースもあります。また、強制するわけには行かないので通常の引越しと同様に複数業者に相見積もりをとって、管理業者以外に依頼されることになる方もおられます。
いずれのケースでも、一斉入居を管理する引越し業者にその旨をしっかりご報告されることを忘れないでください。入居管理の引越し業者が全ての入居者の方の引越し希望日時を把握して、なるべく問題が起こらないように計画を練っているはずですから。
一斉入居を管理している引越し業者を利用することの作業上のメリットは、やはりスタッフの数が多いことです。通常の引越しでは数人の作業員が担当しますが、引越し専業の業者がマンションの一斉入居を管理している場合は、それぞれのお客様の旧居で荷物を積み込む時のスタッフとは別に、常駐でマンションのエントランス・エレベーター・廊下などの荷物の流れを手伝うスタッフが無数に配備されます。
うまく作業が回ると、普段の時期の引越し作業よりも早く良い作業が出来る場合も多いのです。これは引越し業者の腕の見せ所です。 |