ここまでも、引越しの料金に与える要素に関しては少し触れてきました。重複する内容もあるかと思いますが「引越し料金の決まり方」と題して具体的に解説したいと思います。
実際の見積書を見ると、運賃や実費(作業料)・付帯サービス・保険料などの項目名とそれぞれの料金が書いてあります。割引額などの項目もあってそれらの合計額が最終的な見積もり額になるわけです。
運賃 + 実費 + 付帯料金 - 割引額 = 引越し料金
という風になります。
運賃というのは基本料金のようなもので、一般的には引越し距離が100km以内の場合は半日(4時間)または1日(8時間)の時間制が適用され100kmを超える場合は距離に応じて運賃が決められており、営業マンは会社から渡された運賃表を元に算出します。
実費というのは人件費や梱包資材・クレーンやユニック使用料・高速代などの料金の合計で、その引越しを行う為のいわゆる必要経費にあたります。それに対して運賃は純粋な会社の儲け部分と宣伝広告費や事務・営業スタッフの人件費としてみることが出来ます。
付帯料金はエアコン工事やピアノ輸送、車・バイクなどの陸送代などで、引越し会社から見れば外注費にあたります。
このような真正面からの解説のみであれば営業マンが説明してくれますし、他のサイトさんでもよく書かれてますので今更説明するまでもありません。しかし最後に残った割引額というのがあります。
皆さんが頑張って営業マンに値切りの交渉をすると割引額が大きくなったり、日程を業者側の都合に合わせると引越し料金がやすくなったりします。
実際に見積もりを取られた皆さんがよく言われるのが「最終的な金額がそんなに安くなるんだったら、最初に提示された見積り額ってなんだったの?」という疑問の声です。
そこで当サイトではもっと噛み砕いてといいますか、独自の角度から引越し料金の決まり方を解説します。以下が当サイト流の料金構成要素です。
- 引越し料金の実態
順番に解説していきます。
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