ご家財を積んだトラックが新居に到着しました。いよいよ作業開始です。旧居の説明ではあまり詳しくご説明しませんでしたが、ご新居での作業を開始する前に大事な事があります。
それは家屋の傷の確認です。お客様の中には「新居なのだから傷なんて有るわけが無い!」といわれる方が多いのですが、ご新築の場合でも意外と傷はあるものです。新築でない賃貸物件の場合でも、皆さんがその物件を将来退去する際に以前からあった傷であることを不動産業者に事前に伝えておけば、無用なトラブルを避けることが出来ます。
建築中に付いた傷で気づかずに引渡しをした場合や、引越し業者の作業の前に新調した家具の搬入業者が付けた傷、エアコン工事など電気工事の業者が付けた傷など原因は様々です。
引越し業者の作業員は、家屋や荷物の破損を起こした場合に自身の給料から天引きされるようなシステムの下で働いているものが少なく無いので、作業前の傷の発見はプロ級(笑)の者が多いです。また、お客様によって傷を気にする程度が違うのも事実なので、この傷の確認の作業中にお客様のそのあたりの気にする度合いを推し量る意味合いも若干あります。これは仕方なのないことで、皆さんの感覚で「そんなん傷じゃないよ~。気にしなくて良いからドンドン作業進めて!」という方がおられましたら作業員にそう言ってやってください。
傷の確認が済んだら養生をします。旧居の養生よりも更にパワーアップします。最近の引越し業者の養生は「養生業者か!?」と言いたくなるくらい凄いです。養生用の専用資材も年々改良されて使いやすくなっています。4~5年前までは養生をきっちりする業者としない業者の差がかなり有りましたが、今では引越し専業を名乗る業者はどこでもほぼ完璧な養生をするのでは無いでしょうか。 |